一人当たりの国内総生産と、一人当たりに換算したベースメタルの消費量のこれまでの歴史的なデータを用いて、銅・ニッケル・亜鉛・鉛の4鉱種について2020年までの需要予測を行った。
需要予測に際しては、2008年以降の世界経済の減速を織り込みまた、急速にベースメタル消費量が伸びている発展途上国の動向にも着目した。 ベースメタルの需要は、オイルショック、ITバブルとその崩壊、中国の急成長など歴史的な様々な局面で波打ちながら成長をしていった。 このような過去の歴史的なデータを定量的に分析し、その分析手法を明らかにしながら4鉱種の長期需要予測を試みた。
尚、本書は、東京大学大学院工学系研究科・縄田和満教授に分析を依頼し、日本メタル経済研究所がその分析結果をもとに作成した報告書である。
|