蓄電池、特にリチウムイオン二次電池は、現在、再生可能エネルギーや電動車両の蓄電用途に脚光を浴びている。その機能としては電力平準化であり、電動車両の動力源として電気エネルギーを貯蔵することにある。
リチウムイオン二次電池市場は、今後急激な成長が見込まれ、電池の安全性、性能、コスト、耐久性等の追求が行われている。ただ、本格的な電気自動車の普及のためには、「ポストリチウムイオン電池」の革新技術開発も必要となるだろう。
今後、世界中に電気自動車が普及し、リチウムの需要が増大することが予想される。 本報告では、2020年の世界総需要量を金属リチウム換算で5.3万トン(炭酸リチウム換算で28万トン)と予測した。
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