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電線のアルミ化は進むか
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いろいろな製品で既存の鉄や銅に代わってアルミへの代替が進んでいる。例えば、自動車のパネル、建築材料、飲料缶では鉄に代わりアルミ合金が使用されている。また、自動車のワイヤハーネスやエアコンの配管では銅に代わってアルミ合金が使用され始めている。代替理由はアルミの軽さと価格の安さ(銅に比べて)にある。
現在、ほとんどの電線(導体)にはアルミに比べて導電率が高く、加工し易く、現場での接続工事が簡単な銅が使われている。電線のアルミ化は国によってまちまちで、インドやアメリカでは進んでいるものの、日本や中国などではあまり進んでいない。日本では銅価格がアルミ価格の2〜3倍に高騰した1970年代前半にアルミ電線の生産が増加したことがあるが、1974年の石油ショックでアルミ価格が高騰すると、それ以後アルミ電線の生産は減少し現在に至っている。
電線のアルミ化が進まない主な理由としては、トータルコストでのメリットがあまり期待できない、市場からのアルミ化要請があまり無い、市場関係者が新しいもの(アルミ電線)に対して保守的である、環境保護の視点からの検証が十分にされていないなどが挙げられる。
しかし、銅価格とアルミ価格の価格差が大きい(銅はアルミの約3倍の価格)状態が長く続いていること、世界最大の電線市場である中国でアルミが供給過剰になっていることなどから今後、中国などで急速に電線のアルミ化が進む可能性がある。
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